2017年3月12日日曜日

プランBから始めよう

年末に「来年はこんな年になるだろうな」と、希望的観測に基づいた計画を立てるのが常。
とはいえ、年始早々計画に着手できるものでもなく、しばしアイデアを温める。

そうしているうちに、「今でしょ!」というタイミングがやってくる。

すんなりいかないだろうから、たくさん軌道修正しないといけないのもわかってる。
それこそプランBからはじめたほうが説得力を得られやすいかもしれない。
でも、せっかくだからまずは直球を投げてみたい。

そして、「え、なんだ、そんなことだったの?」って、後でわかって大笑い。

今年はそんな年末を迎えられるといいな。

2017年1月3日火曜日

鳥取県の三朝温泉にて蟹三昧

尾道に帰る前に年末を過ごした鳥取県の三朝温泉で蟹三昧。

三朝館に2泊しました。

三朝の名前をとるくらいだから1軒目かと思いきや仲居さんいわく、三朝温泉の『三朝館』は、この地で3軒目に出来た温泉宿とのこと。

今回の旅は、和室で夕食はお部屋食にしました。
予約の時に、そんなにカニカニしていない御膳にしたつもりでしたが、やはり冬の鳥取は蟹。ということで、蟹三昧。1日目はちょうどいい蟹の量。2日目は1人で一杯を食すボリュームでした。

2日目こそは写真を撮っておこうと決めたのに、つい食べるのに夢中になり、一部になりますが、おしながきのご紹介です。


☆ 二日目のおしながき ☆

一、食前酒  梨ワイン
一、名物   和牛贅沢蒸し
一、前菜   蕪風呂吹き
一、造り   かに刺し他二種盛り
一、煮物   鯛あらだき
一、焼き物  鰤照り焼き大根
一、油物   変わり豆冨の揚げ出し
一、酢の物  ずわいがに半身
一、台の物  かにすき鍋
一、お食事  かに雑炊
一、香の物  三種盛り
一、甘味   シャーベット


仲居さんが部屋に運んできてくれた御膳はこちら。
蟹の半身は1日目と同じ。甘酢が添えられていましたが、そのままいただきました。




左上のお鍋には、台の物の「かにすき鍋」。
蟹は食べやすいお姿に。
言うまでもなくプリプリでした。




右上には名物の「和牛贅沢蒸し」。
いただいた鳥取和牛は味がしっかりしていたので、たっぷりの白菜といただきました。


御膳とは別に運ばれてきたのは「鰤照り焼き大根」。
鰤の照り焼きはしっかり味で、大根とのバランスが良かったです。




たしか、このあたりで「鯛あらだき」が運ばれてきたのですが、さっさと食べてしまいました。りっぱなお頭でしまった頬も美味。


そして「変り豆冨の揚げ出し」。
食感がふわふわで、デザートのような豆冨。




かにすき鍋のスープでいただく「かに雑炊」。
ここまでくるとあまりに満腹で、もったいなくも少し残してしまいました。






2人で食べた蟹の残骸。




最後の甘味は梨のシャーベットでした。


三朝館は、食事と仲居さんとの会話が楽しいお宿でした。
もちろん露天風呂も。



鳥取の倉吉「赤瓦」にて

今年の年末年始は鳥取の三朝温泉と尾道で過ごしました。

三朝温泉にほど近い倉吉は、つい2ヶ月ほど前の10月21日に震度6の地震に見舞われ、未だ修復途中の屋根にはビニールシートがかかったままでした。観光にはほとんど影響はないようで、旅先でお世話になった方々はお元気そうでしたが、瓦屋根の被害に心痛みます。

死者や行方不明者が出なかったからか、たった2ヶ月前のことなのに被災地のその後についての報道はあまりみなかったように思います。

さて、倉吉といえば、白壁土蔵と赤瓦。白壁土蔵の古い倉を改装してつくられたのが赤瓦で、1号館から16号館まであります。(参照:倉吉観光情報

白壁土蔵沿いの小川には大きな鯉が小さな群れをなして流れに逆らうかのように泳いでいました。泳ぐといっても餌が流れてくるのを待ち受けるためで、流されてしまわない程度に泳いでいただけのようでもありました。

まず最初にお邪魔したのは、5号館の「久楽」。石で挽く特製珈琲に小豆餡を入れていただく「石臼珈琲」は、絶品。
コーヒー、コーヒーに小豆餡、小豆餡と、3つの味わいを楽しみました。
マスターいわく、普段はお客さんに石臼でコーヒー豆を挽いてもらっているそうです。

その後に行ったのは、お土産が並ぶ1号館。ここでお酒と竹細工を購入しました。お酒だけは重たいので尾道に持って行かない分は自宅に郵送。

お酒を買った『いなしま酒店』は、銘酒を扱っているのですが、地震で何十本もの酒瓶が割れて売り物にならなくなってしまったと売り場のおばあちゃんが話していました。

商売をしてる人に元気でいてもらうには、「たくさん買ってくれてありがとう」って言ってもらえるくらい、そのお店の商品を買うことだと思うので750mlを7本と小瓶を3本購入。これがたくさんかどうかはわからないけど、喜んでもらえました。



(C) Hiromi Kashino
左端は高田酒造、右から5本はいなしま酒店で購入
自宅郵送してもらった段ボールを開けると、ご当地限定の梨チューハイを1缶おまけで入れてくれていました。





竹細工は風情ある底の浅いお椀に乗せればちょっとした一輪挿しになる品を大小の2つのサイズを購入。

あまりに立派な竹細工は我が家に似合わないから、普段じっくりと見ることもないけれど、この竹細工は生花に嗜みのない私でもそれっぽい気分を気軽に味わえそう。柄杓までついて、それっぽさが◯。

早速、かすみ草を生けてみました。エッグアートと並べてみると、一輪挿しにぴったりなサイズなのがおわかりいただけると思います。






小さい方の竹細工
たまごが2つ並ぶくらいの長さ




赤瓦のエリアには他にも凧工房や酒造、人形工房など色々と風情あふれるお店があり、温泉地からもほど近く、散歩に出かけやすい街でした。