2010年1月5日火曜日

テクノロジーが支える高齢化社会

2010年の初詣は2つの神社に行ってきた。

1月1日は靖国神社
1月3日は日枝神社

ビルが立ち並ぶ永田町に位置する日枝神社の入り口には階段に並ぶエスカレーターがある。
階段の傾斜に合わせ、段差もゆるやかなエスカレーター。

大阪城にはエレベーターがあり、当時の趣うんぬんより
現代に生きる来場者の利便性を尊重する設備は
子どもの頃から見てきた。
違和感も感じていた。

だけど、大阪城には2つの役割があるからそれでよかった。
ひとつは、お城という役割。ツインタワーから見下ろす大阪城は絶景で四季折々の美しさは見る者を魅了する力がある。

もうひとつは、博物館。
徳川幕府のストーリーをじっくり学べるし展示物や映像などで大阪の町の造りの由来を楽しめる。

エレベーターはお城についているのではなく、
博物館のためについている。

子どもなりにそう納得することで違和感を解消してきた。


では、日枝神社のエスカレーターは?
純粋により多くの人が参拝に来るための仕組み。

高齢者だけではなく、足の不自由な人もいる、歩き疲れた人もいる。
公共の交通機関だけが対応すればいいかというとそうではない。



当たり前のように行う初詣や歳時ごとに
どれだけの人が不自由な思いを胸にしてきたのだろう。

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