1990年に米国でベビーサインと言うものが始まり、日本でも広がりつつあるようです。
言語能力の備わっていない乳幼児と、手話でコミュニケーションをする手法です。
単なるジェスチャーとの違いは、「りんご」や「ミルク」、「イヌ」などの主語・目的語だけでなく、
「痛い」「お願い」「聞こえる」などの述語までを伝え合えること。
乳幼児の泣き声から、何を考えているのかを考えるよりも、踏み込んだ意思疎通が出来るようになるそうです。
このベビーサインのポイントは;
1.始めるタイミング
2.焦らず、怒らず、あきらめず
3.ホームページや教室を活用する
はじめるタイミングは、赤ちゃんが“お座り”出来る時期から“おしゃべり”を始める2歳くらいまで。
1歳を過ぎると大人の真似がジュ達志、サインを覚えて使えるようになる。
最初はなかなか期待通りにいかず、反応が返ってこない場合もあるけれども、いつか結果が出るので気長に取り組むことが大切だそうです。
同じ月齢でも個人差が大きいので、他の乳幼児と比較するのは無意味です。
ここで大切なのは、赤ちゃんのなりのペースを理解し、ゆったりと続けること。
覚えなければいけないサインの数の目標を決めてしまうと、赤ちゃんにストレスを与えてしまい
逆効果になるので、あくまでもペースを大切にしましょう。
とにかく乳幼児の泣き声から、意図することを察することは、とてもチェレンジングであり、
ストレスにもなりがちだといいます。
本来は、乳幼児も自分から親との意思疎通を図ろうとしているが、のどや舌の筋肉が複雑な発達経路をたどるため、しゃべりたくてもしゃべれません。
手の方が、発声器官よりも早く発達するため、コミュニケーション手段としては有効だといいます。
手話コミュニケーションの先進国であるアメリカでは、ベビーサインについて様々な科学的な研究が進んでいる。
カリフォルニア大デービス校のリンダ・アクレドロ教授らは2000年、ベビーサインを経験した子供と一般の子供の8歳児時点での平均知能指数を比較し、114対102で経験組みが優位との結果を出した。
言語取得が早くなったり、相手の目を見て話せるようになったりとの報告もある。
(関連記事:読売新聞 2007年10月28日 日曜版 夢塾)
この記事を見て思ったことは、気長に対応しないといけないことに無理をしてしまうと双方にとってストレスになってしまい、特に思い通りになることの方が難しいことだと、自滅してしまう。。。
頑張っても1人でなんとか出来ない時は、少し深呼吸する気持ちを持ちたいと思いました。
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