三朝温泉にほど近い倉吉は、つい2ヶ月ほど前の10月21日に震度6の地震に見舞われ、未だ修復途中の屋根にはビニールシートがかかったままでした。観光にはほとんど影響はないようで、旅先でお世話になった方々はお元気そうでしたが、瓦屋根の被害に心痛みます。
死者や行方不明者が出なかったからか、たった2ヶ月前のことなのに被災地のその後についての報道はあまりみなかったように思います。
さて、倉吉といえば、白壁土蔵と赤瓦。白壁土蔵の古い倉を改装してつくられたのが赤瓦で、1号館から16号館まであります。(参照:倉吉観光情報)
白壁土蔵沿いの小川には大きな鯉が小さな群れをなして流れに逆らうかのように泳いでいました。泳ぐといっても餌が流れてくるのを待ち受けるためで、流されてしまわない程度に泳いでいただけのようでもありました。
まず最初にお邪魔したのは、5号館の「久楽」。石臼で挽く特製珈琲に小豆餡を入れていただく「石臼珈琲」は、絶品。
コーヒー、コーヒーに小豆餡、小豆餡と、3つの味わいを楽しみました。
マスターいわく、普段はお客さんに石臼でコーヒー豆を挽いてもらっているそうです。
その後に行ったのは、お土産が並ぶ1号館。ここでお酒と竹細工を購入しました。お酒だけは重たいので尾道に持って行かない分は自宅に郵送。
お酒を買った『いなしま酒店』は、銘酒を扱っているのですが、地震で何十本もの酒瓶が割れて売り物にならなくなってしまったと売り場のおばあちゃんが話していました。
商売をしてる人に元気でいてもらうには、「たくさん買ってくれてありがとう」って言ってもらえるくらい、そのお店の商品を買うことだと思うので750mlを7本と小瓶を3本購入。これがたくさんかどうかはわからないけど、喜んでもらえました。
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左端は高田酒造、右から5本はいなしま酒店で購入 |
竹細工は風情ある底の浅いお椀に乗せればちょっとした一輪挿しになる品を大小の2つのサイズを購入。
あまりに立派な竹細工は我が家に似合わないから、普段じっくりと見ることもないけれど、この竹細工は生花に嗜みのない私でもそれっぽい気分を気軽に味わえそう。柄杓までついて、それっぽさが◯。
早速、かすみ草を生けてみました。エッグアートと並べてみると、一輪挿しにぴったりなサイズなのがおわかりいただけると思います。
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小さい方の竹細工 たまごが2つ並ぶくらいの長さ |
赤瓦のエリアには他にも凧工房や酒造、人形工房など色々と風情あふれるお店があり、温泉地からもほど近く、散歩に出かけやすい街でした。
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